5月











2002年4月


4月29日(月)晴れ

蓼科バラクライングリッシュガーデン



27日まで仕事をしていて、G.Wのお休みは暦どおりです。
28日は朝から張り切って、蘭の植え替えをするつもりが、温室の草取り掃除、
日照の加減をみながら、寒冷紗を張り蘭の置き場所を変えてみたり・・
そんなことで、一日がアッと言う間に終ってしまいました。
明日こそは、蘭の植え替えをがんばるぞ〜!なんて思っていたのです。
夕食を食べながらみんなで明日は何をしてるの?
と話していて、バラクラからアンティークフェアの案内が来ている事なども
話題にしてみたところが、なんと急にじゃあ、行ってみようということになりました。
え〜!!今から??
さあ、大変です。台所の後片付け,お天気がよかったから、洗濯物も山のようにあり
ゆっくり入りたかったお風呂もカラスの行水のように・・
出発は22時になっていました。
ワゴン車に毛布を積んで車中一泊なんて、慌しすぎる。
でも、こういうところが我家流なんです。仕事や主人の都合は先の予定がつかず
今度は、いつのことになるかわからないから。

29日、朝は諏訪湖パーキングエリアから出発です。
抜けるような青空。
いつも、いつも、信州ではこんな空が待っていてくれます!
バラクラのガーデンは早春のお花で賑わっていました。
いつも信州の旅は真夏ばかりで、その時もメインのバラのお花は一休み、
今回もまだ枝ばかり、新芽がやっと見えてきたばりです。
ガーデンを1週する壁面や、中央に位置する巨大アーチに絡むバラも、
チェアーにより添うようにしな垂れる薔薇も、
パーゴラや柱を覆うように咲くバラも・・またもや今回も想像するだけでした。
でも、デザインから石工、庭師に至るまでイギリスの専門家に依頼した英国式庭園、
約8万本に及ぶと言われる草木が植えられた優雅な雰囲気は何回行っても飽きることがありません。
芝のグリーンの中から立ちあがる白樺の木が爽やかで、
歩道の両側をたくさんの宿根草や球根花が可愛く咲いていました。

新緑のマイナスイオンを浴びて、スイセンの甘い香りを嗅いで
テラスではおきまりのスコーンと紅茶をいただいて、
午前中いっぱいのんびりしてさあ、帰りましょうか..
帰りは裸山の霧が峰ビーナスラインから帰りました。
まさに夢のような一日でした!!

蘭の植え替えはまた日延びになっちゃった〜


4月23日(火)晴れ

愛と勇気と信頼



とうとう、3月の日記を一日も書かず4月ももうすぐ終ろうとしています。
実は、3月9日に長女の婚約が決りました。
本当はその日のことを書きとめておきたいとも思いましたが、
明日になったら、「な〜に、お母さん夢見ていたの?」とでも言われそうで
言葉にしたら、溶けてなくなりそうで・・

彼女の病気のことで、将来を心配していました。
だからといって、誰でもいいから貰って欲しいなどとは当然思っているはずはありません。
病気を知った上で、彼女を本当に愛してくれる彼に回り逢い、
助け合い、新しい未来を築くことを誓ったと、二人が並んで座っていました。
若い二人の勇気に感動しました。
それからは、彼のご両親から挨拶もあり、また日を改めて両家でお食事会をしました。
それがこちらでは、「決め酒を交わす」儀式となり、婚約が成立したことになります。
天塩にかけた娘(?)を他家に取られるとか全くそんな気持ちにはなりません。
彼のお母さまも涙を目に浮べて喜んでくださるのです。
その日のことを思い出すだけで私は今、キーを打ちながらも鼻がツンツンしてきてしまうのです・・
あの日から準備は秋の式に向かって進んでいます。
お彼岸には揃って祖父母の墓前に報告に行ってきたようです。
自分達を育ててくれた全ての人に感謝したい気持ちが伝わってきます。
休日ごとに式場の下見に出かけ、その様子を嬉しそうに話す二人・・
予約もきまり、式場にも連れて行ってもらいました。
二人の式なんだから二人の好きなようにといってあるのに、相談してくれるのも嬉しいものです。
今度は衣装の試着です。
「お母さん、見て!どっちがいい?」
「○○君に聞いてよ。どっちがいい?」
彼は面倒がらず、自分からロッカーに行ってドレスを選んでくれます。
「プップー!おっかしい〜よ〜!」
「これは?」
「いいね〜、これ着てみよ〜」

上の写真は試着室での盗み撮りです。
本番前なのに、発表しちゃった!(当然当日はもっと綺麗なはず?)

2ヶ月近くかかって、やっと夢が現実のものと思えるようになりました。
今はもう何も心配はありません。
きっと二人はどんなことも愛と信頼で乗り切ってくれることと信じます。